ラジコンヘリコプターの人気機種、台湾・ALIGN社製のT-REXシリーズ。その国内代理店であるヒロテック主催によるT-REXクリニックが7月8日に行われました。本イベントは、ラジコンヘリコプター初心者に向けて正しいT-REXの組み立て方や、フライトまでの調整方法、安全な電動アイテム利用および管理法などを教えるものです。当日の朝は雨が降るあいにくの天候でしたが、ラジコンヘリ歴が浅い10名の方が参加しました。
公園内の屋根のあるスペースでフライトできる好環境で実施。
10名のラジコンヘリビギナーが参加。
イベントにはT-REX開発に深くかかわりT-REXをよく知る蔡鴻仁氏をはじめ、T-REXの技術的なことはもちんフライヤーとしても優れた腕を持つ周瑞麟氏、ラジコンヘリの知識があって日本語も堪能な陳清南氏の3名が来日。さらにヒロテックでT-REXの技術サポートを行っている小林学氏も加わった講師陣が、参加者に説明していきます。
台湾からT-REXエキスパートが来日。右から蔡氏、周氏、陳氏。
ヒロテックの技術サポート担当の小林氏も講師陣の一人。
イベントの最初は、テーブルを配置した室内にて、スライドを使ってラジコンヘリの基本構造と調整の基本を陳氏が解説。ポイントによって小林氏も説明します。イベントが始まると、部屋の外に多くの見学者も集まって熱心に解説を聞いていました。
会場で行われている解説に、外にいる多くの見学者も注目。
スライドによる一連の解説が終わると、ひとりの参加者所有のT-REXをサンプルとして、スワッシュサーボやスワッシュプレート、ヘッドまでの正しい設定、モーターとメインギヤのきちんとしたバックラッシュ設定、テールがベルトドライブ仕様の機体の正しいベルトテンションについてなど、より具体的な解説を陳氏が行います。特に、バックラッシュはスペースがなくきつすぎる、ベルトテンションは張り過ぎていることが初心者に多いとのこと。このような状態だと余計な不可がかかり、パワーロスが激しくなってしまいます。そのため、スムーズにパワーが伝わる設定について参加者は熱心に耳を傾けていました。
機体の正しいセッティングを実際に参加者のT-REXを使って解説。
T-REX調整についての解説が終わると、午前中のプログラムが終了。昼の休憩では、小林氏によるスケールヘリ「AH-1コブラ」のデモフライトや周氏によるT-REX 450での3D演技が披露されました。また、ヒロテック契約フライヤーの岡聖章選手が、新製品のホバリング調整済みRTFヘリ「T-REX 450 PLUS」をその場でパッケージから取り出してすぐにフライトするデモも。まさにReady to Fly(RTF)の言葉そのままの製品は初心者におすすめです。
スケールヘリ「AH-1コブラ」。T-REX 500にボディを装着した機体。
屋根のある限られたエリアでも周氏がT-REX 450で3D演技を披露。
ホバリング調整済みのT-REX 450 PLUSもデモフライト。
午後からは、イベント参加者が持参したT-REXを個別に調整していきます。エキスパートである解説陣たちが丁寧に説明しながら作業を進めるので、正しいセッティングができるだけでなく、これから自分たちで飛ばし続けてからのちの調整でも役立つことがしっかり理解できていた様子。参加者はきちんとフライトセッティングができた状態の機体を手にすることができ、満足していました。
午後は、参加者各自の機体をしっかりホバリング調整。
最後に、閉会式と景品が当たるじゃんけん大会を実施。T-REX 450 PROの機体キットをはじめとした景品が当たった参加者はとても嬉しそうでした。こうして、今回のT-REXクリニックは無事に終了。ヒロテックでは今後もこのようなイベントを開催していく予定です。ラジコンヘリ初心者は、自分が悩んでいることを解消する大きなチャンスにもなるので、機会があれば参加することをぜひおすすめします!
最後のじゃんけん大会も大盛り上がり!
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